桜美林大「G戦士2世トリオ」で首都1部昇格だ

巨人の大森剛・育成部ディレクター(44)の長男で、今春首都大学リーグ2部の桜美林大に進学する雄貴外野手(明大中野八王子3年)が4日、町田市内で同大の練習に初参加。「2人を目標にやっていきたい」と川相拓也内野手(3年)、桑田真樹外野手(1年)を目標に掲げ、“G戦士2世トリオ”で悲願の1部初昇格を目指すと誓った。

 初日から存在感は際立った。181センチ、79キロと父譲りの体格の大森は29人の新入生とともに打撃練習などで汗を流した。「『自分が1部に上げてやる』くらいの気持ちでやりたい」ときっぱり。フリー打撃では右打席で慣れない木製バットを使い、快音を連発。宮崎光次監督(48)は「中軸を打てるようになってくれたら」と期待を寄せた。

 元G戦士を父に持つ3人が集った。川相昌弘・巨人2軍監督の次男は「9番・遊撃」。元巨人投手の桑田真澄氏(43)=スポーツ報知評論家=の長男は、代打からの定位置取りを狙う。3人の2世選手が同じ大学にそろうのは極めて異例。「いろいろ分かり合える。皆で一つになって今春、絶対に1部に上がる」と川相主将。異色のトリオが、新たな歴史を刻む。