石川と松山、予選落ち=ソニー・オープンゴルフ

【ホノルル(米ハワイ州)時事】米男子ゴルフの今季第2戦、ソニー・オープンは13日、当地のワイアラエCC(パー70)で第2ラウンドが行われ、石川遼松山英樹東北福祉大)は決勝へ進めなかった。
 ともに前日80位の2人は、石川が4バーディー、4ボギーで回って通算1オーバーの141、松山は3バーディー、5ボギーとスコアを落として通算3オーバー、143だった。
 小田孔明は65をマークして通算3アンダーの137で決勝進出。今田竜二と高山忠洋も通算1アンダーで予選を通過した。武藤俊憲は通算イーブンパー。
 丸山茂樹は通算6オーバーで予選落ちした。

FIFA、注目の若手選手13人に酒井宏を選出「クラブW杯で評価高めた」

 FIFA国際サッカー連盟)は13日、公式HP上で2012年に飛躍が期待される注目の若手選手13人を紹介し、柏のU−23日本代表DF酒井宏樹(21)らを選出した。

 同HPは酒井について、「2011シーズンのJリーグ新人王。昨年12月に行われたクラブ・ワールドカップでの素晴らしいプレーで急速に評価を高めた」とし、「ダニエル・アウヴェス(バルセロナ)と比べるにはまだ早いかもしれないが、国際的な認識と海外からの興味の高まりは避けられないし、彼の活躍はそれに値する」と評価している。

 その他には、バルセロナで活躍するMFチアゴ・アルカンタラ(20)、日本代表DF内田篤人のチームメートであるシャルケMFユリアン・ドラクスラー(18)、日本代表DF吉田麻也、FWカレン・ロバートが所属するVVVフェンロから日本代表MF本田圭佑が所属するCSKAモスクワに移籍したFWアフメド・ムサ(19)らが選出されている。

ミラン、ダービー前にアッレグリとの契約延長を正式発表

ミランは13日、クラブの公式ウェブサイト上で、マッシミリアーノ・アッレグリ監督との契約を延長したことを発表した。新契約は2014年6月までとなる。以前から去就が取りざたされてきたアッレグリ監督だが、15日のミラノダービーを前に続投が正式に決定した形だ。

就任1年目でミランスクデット獲得に導いたアッレグリ監督。今季で契約が満了する同監督について、ミラン上層部や本人は以前から続投を強調してきた。だが、正式なサインに至らず、条件面で折り合いがついていないと報じられるなど、以前からその去就は騒がれていた。

しかし、アッレグリ監督は13日、アドリアーノ・ガッリアーニ副会長と会談。その結果、14年までの契約締結が正式に決定した。条件については分かっていないが、イタリアのメディアは、250万ユーロにボーナスの50万ユーロが加わる形と報じている。

アッレグリ監督はクラブの公式チャンネルで次のように喜びを表した。

「さらに2年仕事をする機会をもらえ、うれしく思っている。まずはそのことを、(シルヴィオ・)ベルルスコーニ会長とガッリアーニ副会長に感謝したい。これで、去年の我々が始めたことを落ち着いて続けていくための条件がそろった」

インテルとのビッグマッチを前に契約延長が決まったことは、アッレグリ監督とミランにとって朗報と言えるだろう。

「去年の2試合目のダービーのように、重要な一戦となるだろう。目標は素晴らしい試合をし、リーグ制覇とチャンピオンズリーグで勝ち進むこと、さらにコッパ・イタリアでもうまくやることだ。そうしてシーズン終盤を迎えたい」

黒田、ヤンキース移籍=1年契約で合意と米報道―米大リーグ

 【ニューヨーク時事】米スポーツ専門局ESPN(電子版)など複数の米メディアは13日、米大リーグのドジャースからフリーエージェント(FA)になった黒田博樹投手(36)が、ヤンキースと1年契約を結ぶことで合意したと報じた。年俸は約1000万ドル(約7億7000万円)とみられる。
 黒田はドジャース4年目の昨季、自己最多の13勝(16敗)、防御率3.07をマーク。シーズン終了後にFAとなり、古巣広島への復帰を含め、動向が注目されていた。大リーグ通算成績は41勝46敗、防御率3.45。大リーグで2球団目となるヤンキースでは、先発陣の一角として期待される。
 ヤンキースはニューヨークを本拠地とし、ワールドシリーズ優勝が最多の27度を誇る名門。過去に故伊良部秀輝投手や松井秀喜外野手がプレーし、今オフにはレッドソックスを退団した岡島秀樹投手がマイナー契約で入団した。 

前西武土肥がオリオールズとマイナー契約

 前西武の土肥義弘投手(35)がオリオールズマイナー契約で合意したことが13日、分かった。土肥は10年オフに西武からFA宣言し、海外に挑戦。昨年は米国、メキシコで移籍先を探したが、公式戦に1度も登板できずに“浪人”生活を送った。キャンプは3Aノーフォークからスタートし、メジャー昇格を目指す。

 2年越しの夢がかなう。単身で海外に乗り込んだ昨年は苦難の連続だった。米マイナーの入団テストに受からず、米独立リーグのトライアウトには合格したが、ビザの問題などでマウンドに上がるチャンスすらないまま、無念の帰国となった。オフに、米国を拠点とする「IBC nyInc.」とマネジメント契約。左腕補強を目指したオ軍と交渉を進め、念願だったメジャーへの道が開けた。

 日本球界からのオ軍入りは、このオフだけで和田、チェンに続いて3人目の左腕となる。マイナーには元ロッテ田中良平投手(29)が所属しており、心強い。土肥はかつて“巨人キラー”と呼ばれたように、越える壁が高いほど力を発揮するタイプ。海外1年目の厳しい洗礼にも負けなかったメンタルの強さを武器に、マイナーからはい上がる。

 ◆土肥義弘(どい・よしひろ)1976年(昭51)9月1日、埼玉県生まれ。春日部共栄では2年夏にエースで甲子園準優勝。プリンスホテルを経て97年ドラフト4位で西武入団。04年にトレードで横浜移籍。巨人戦に13勝4敗とめっぽう強く「巨人キラー」の異名をとった。09年から西武に復帰し、10年オフにFA宣言して退団。通算335試合31勝45敗1セーブ、防御率4・30。177センチ、86キロ。左投げ左打ち。

阿部 1年半ぶり浦和復帰へ!埼スタを熱くする

浦和がイングランド2部レスターの日本代表MF阿部勇樹(30)を獲得することが13日、決定的となった。関係者によれば、推定年俸1億円での複数年契約で基本合意し、近日中にも発表される見通しだ。既にケルンから日本代表DF槙野、神戸からFWポポの獲得に成功、大型補強の締めくくりはレッズの黄金期を知る男だった。

 阿部にとっては1年半ぶりの浦和復帰だ。07年1月、国内最高額となる4億円近い移籍金で千葉から浦和に移籍。在籍3年半、その価値にふさわしく、守備的MF、DFの一角として07年ACL初制覇ではMVP級の活躍を見せた。現浦和のチーム構成は原口、山田直ら若手に有望株が多く、リーダー的な存在としても期待がかかる。国際Aマッチ通算53戦3得点の実績。今季、レスターでは出場16戦1得点と海外での経験を積みたくましさを増した。サポーターからも絶大な支持を受ける阿部が帰ってくる。

 ▽阿部 勇樹(あべ・ゆうき)1981年(昭56)9月6日、千葉県生まれの30歳。市原(現千葉)ユースを経て、98年にトップチーム昇格。同年8月5日のG大阪戦で16歳333日でデビューし、当時のJ1最年少出場記録樹立。千葉では03年から主将。07年に浦和に移籍し、ACL制覇にも貢献。10年シーズン途中でレスターに移籍。03年12月の東アジア選手権でA代表初選出。10年のW杯南アフリカ大会は全4試合に出場。国際Aマッチ通算53試合3得点。血液型B。1メートル77、77キロ。

炎のストッパー・津田さん殿堂入り、晃代夫人も涙「一番驚いているのは津田本人」

野球体育博物館は13日、2012年に新たに野球殿堂入りした4氏を発表した。プレーヤー表彰では80年代の広島黄金時代を支えた「炎のストッパー」、故・津田恒実氏(享年32歳)と通算213勝の「精密機械」、北別府学氏(54)を選出した。また、特別表彰では元全日本アマチュア野球連盟会長の故・長船騏郎氏、バット素材の研究に従事した故・大本修氏(ともに享年83歳)が選ばれた。プレーヤー表彰の表彰式は、津田氏の命日でもある7月20日の球宴第1戦(京セラD)で行われる。特別表彰の2氏については未定。

 記憶に残るストッパーだった津田氏が、永遠に野球殿堂に名を刻むことになった。殿堂入り資格の最終年だった今年の選出に、妻の晃代(てるよ)さん(48)は「お知らせを受けて驚いたが、一番驚いているのは津田本人と思う。北別府さんと一緒に選ばれて感慨深いと思う」と、喜びをかみしめた。得票数は237票。当選に必要な236票をわずか1票だけ上回った。

 代名詞だった150キロ超の剛球のように、あっという間に駆け抜けた野球人生だった。81年にドラフト1位で広島に入団し、1年目に11勝6敗で新人王。そこからは苦難との闘いだった。まずは84年、世界で初めて右手中指の血行障害の手術を受けた。86年に救援に転向し、4勝22セーブでリーグ制覇に貢献。右肩痛を克服した89年にも12勝28セーブで最優秀救援投手に輝いた。座右の銘は「弱気は最大の敵」。広島入団時の監督である古葉竹識氏(75)=東京国際大監督=は「一番の長所はマウンド上でガンガン向かっていく姿勢。投手には最も大事。学生たちにもそう教えています」と、往年の「炎のストッパー」を懐かしんだ。

 その後、91年に病に倒れた。悪性の脳腫瘍だった。最後の登板となった同年4月14日の巨人戦(広島市民)を晃代さんは、自宅でテレビ観戦。「体調が悪いのは分かっていたので…。そのときはつらかった」。当時指揮を執っていた山本浩二氏(65)は「ホップする直球が、最後は沈んでいた」と声を詰まらせながら振り返った。チームは「ツネのために」と一致団結して病床の津田氏にリーグ優勝を贈ったが、闘病の末、93年7月20日に帰らぬ人となった。

 普段はひょうきんで明るく、誰からも愛される好青年。マウンドでの激しい投球スタイルとは対照的だったという。「主人は、自分なんかが、と恐縮していると思います」と晃代さん。故郷の山口・周南市に眠る最愛の夫には「よかったね、と伝えたい」と、穏やかな笑みを見せた。

 津田氏の長男・大毅さん(東京国際大時代に古葉監督の指導を受ける)「父の投げる姿はテレビやビデオでしか見たことがない。愛されていたんだな、と改めて感じた。とてもうれしいが、これが本当に自分の父なのか、こんなにすごい人だったのか、と思うと実感が湧かないですね」

 ◆津田 恒実(つだ・つねみ)1960年8月1日、山口県生まれ。南陽工高では78年に春夏連続で甲子園出場。協和発酵を経て、81年ドラフト1位で広島入団。82年には先発として11勝6敗をマークし、球団初の新人王を獲得。85年に「恒美」から改名。右手中指の血行障害などを克服してストッパーに転向。86年には4勝22セーブを挙げてチームをリーグ優勝に導き、カムバック賞を受賞。89年にも最優秀救援投手に輝いた。91年に脳腫瘍が判明し、現役引退。93年7月20日に逝去。享年32歳。通算49勝41敗90セーブ。右投右打。

 ◆野球殿堂 正式名称は野球体育博物館。1959年に開館。プロで功績を残した人が対象の競技者表彰、アマを含めて野球界に貢献した人が対象の特別表彰があり、今年で競技者表彰は80人、特別表彰は97人の計177人。競技者表彰は選手経験者が対象の「プレーヤー表彰」、指導者らも対象の「エキスパート表彰」に分かれる。プレーヤー表彰はプロ野球取材経験15年以上の記者が最大7人連記で投票、有効投票数の75%以上で選出。エキスパート表彰と特別表彰は、それぞれの選出委員の75%以上の投票数を獲得した人が選ばれる。表彰者はレリーフ(ブロンズ製胸像額)が殿堂ホールに飾られる。

佐々木監督、なでしこ詐欺に「怒」…日本スポーツ賞

昨年のスポーツ界で最も活躍した選手、チームを表彰する「第61回 日本スポーツ賞」(読売新聞社制定)の表彰式が13日、都内ホテルで行われた。サッカー女子W杯優勝のなでしこジャパンが大賞を初受賞した。

 12日明らかになった「なでしこジャパン」との交流イベントを参加費11万円で勧誘する不審なダイレクトメールが出回っていた問題に、佐々木監督は「周りの皆さんは注意してほしいですね。2012年はスポーツ界を盛り上げていきたいので、そういうことはやめてもらいたい」と困惑の表情で警戒を呼びかけた。

 被害は報告されていないものの「選手に不安感が伝わり、心が休まらない状態になるかも」とイレブンへの悪影響も懸念。昨年のW杯優勝から一気に知名度が上昇し「選手がファンから強引に握手を求められたりすることもあるみたい。女性なので常識的な対応をお願いしたい」とファンのマナー向上も訴えた。

 佐々木監督は、夕方からはテレビ朝日ビッグスポーツ賞の表彰式に丸山と出席した。昨年から続いた表彰ラッシュも、ようやく一段落。「年が明けてオリンピックイヤー。これからやるぞ!という気持ち。金メダルへまい進する」と改めて誓った。なでしこは来月、和歌山で強化合宿を行ったあと、同29日からはポルトガルで行われるアルガルベ杯で、宿敵アメリカと再戦する。

「ヤンキース・黒田」誕生へ!週明けに合意も

先発投手陣の強化を目指すヤンキースドジャースからFAの黒田博樹投手(36)に獲得候補を一本化したことが12日(日本時間13日)、分かった。並行して動いていたカージナルスからFAのエドウィン・ジャクソン投手(28)との交渉が事実上決裂。移籍先をメジャーに絞った黒田は世界一を狙える球団を希望している。交渉は一気に進展するとみられ、週明けにも合意する可能性が出てきた。

 3年ぶりの世界一奪回へ、ヤンキースが黒田に狙いを定めた。ヤ軍は複数のFAの先発投手と交渉を進め、今週初めには黒田と昨季カージナルスで12勝を挙げた右腕ジャクソンの2人に絞り込んだ。

 しかし、11日夜の会談でジャクソンの代理人から年平均1500万ドル(約11億5500万円)の5年契約を要求され、交渉は事実上決裂。大リーグ関係者は「ヤンキースは先発の補強候補を黒田に一本化したようだ」と語った。

 ヤ軍は昨年11月に締結した新労使協定で規定が変わった「ぜいたく税」対策として、3年計画で総年俸の削減を目指している。ぜいたく税とは、規定のチーム総年俸を超えた時に支払う税金で、新協定では、1度でも規定金額を下回れば課税率を下げられることになった。その目標が14年シーズンだという。5年契約を要求するジャクソンと長期契約を結べば削減目標は遠のくことになる。

 今週初めに古巣・広島に断りの連絡を入れた黒田は、メジャー残留の場合は年俸などの金銭面よりも世界一を狙える球団を最優先としている。全30球団で最多の27度のワールドチャンピオンを誇るヤ軍は申し分ない球団といえる。あとは本人の決断次第。ヤ軍の方針決定により「ヤンキース黒田」誕生の可能性が高まった。

巨人、大リーガー・ボウカー外野手と契約

 巨人は13日、昨季は米大リーグのパイレーツとフィリーズでプレーしたジョン・ボウカー外野手(28)と契約したと発表した。

 1年契約で年俸は約6000万円(金額は推定)。

 カリフォルニア州出身のボウカーは1メートル88、86キロで左投げ左打ち。2008年にジャイアンツで大リーグにデビューし、昨季はパイレーツ、フィリーズに所属した。大リーグでは通算240試合に出場し、打率2割3分2厘、17本塁打

 ボウカーは球団を通じ、「伝統あるチームの一員になれたことを大変、光栄に思う。日本の文化や習慣を学び、1日でも早くチームに溶け込みたい」との談話を出した。

ミラノ・ダービーでフル出場の長友「“日本人の侍らしく”ぐらいの感じでやった」

 イタリア・セリエAが15日に行われ、アウエーでミランとの“ミラノ・ダービー”に臨んだインテルは1−0で勝利した。長友佑都は左サイドバックとして先発し、後半途中からは左MFでプレー。攻撃面でもチャンスを演出するなど、フル出場して勝利に貢献した。インテルは6連勝を飾っている。
 以下は、試合後の長友のコメント。

「(日本人として初めてミラノ・ダービーに出場した感想は?)意外に、思ったより冷静に試合に入れて、いろいろな経験をさせてもらってるな、成長したというのがあった。今日も冷静にプレーできたということに、自分個人として成長したなと感じます。今日は素晴らしい選手たちが前にいるんで、前半はやっぱり向こうがホームなんで、ガンガン攻めてくるなと僕らも思っていたんで、しっかり(失点を)0に抑えて、後半勝負しようと話していました。

(後半途中からサイドハーフでプレーしたが、その可能性は事前に言われていたか?)全然言われてなかったし、練習でも全然してなかったんでびっくりしたけど、冷静に対応できたし、監督にもそこで使ってもらえるというのは、信頼されているんじゃないかと感じます。

 積極的にやってやると思って入っていたし、やっていた。恐れず勇気を持って、“日本人の侍らしく”ではないけど、そのぐらいの感じでやっていました。(ダービー戦デビュー、自己評価は?)何点かはつけられないし、僕は自分自身に満足できないんで。でも個人としても良くなってきている。今日、歴史的なダービーに出て、勝てたということで、こう歴史に名を残すというのは、これまでサッカー界に携わってくださった人たちであったり、先輩たちのおかげで、僕はピッチに立てているので、そういう人たちに感謝の気持ちを持って、もっともっと僕が引っ張っていくんだというぐらいの気持ちを持ってやっていきたいです。

(ミラノ・ダービーは日本で思っていたものとは違った印象か?)日本にいたころはもちろん、こっちに来て、こんなにすごく世界中が注目するものであることを感じて……町もサポーターも全然(雰囲気が)違ってくるし、チーム内の雰囲気も全然違う。試合前のロッカールームもみんなピリピリ、緊張感が溢れる感じ。こういう経験ができるのも、選手としてすごく大きいことで、これをつなげていきたいです」

途中出場の森本が顔面シュートで今季3点目も、ノバラは3失点敗戦

顔面シュートで今季3点目!! セリエAは15日、第18節の2日目を各地で行った。FW森本貴幸の所属するノバラは敵地でチェゼーナと対戦し、1−3で敗れた。後半途中から出場した森本は、終了間際の44分にクリアボールを顔面で押し込み、今季3点目を記録。チームは敗れたが、10月2日のカターニア戦(3-3)以来、105日ぶりのゴールを決めた。

 2試合ぶりのメンバー入りを果たした森本は、ベンチスタート。試合は前半20分にFWアドリアン・ムトゥに先制点を奪われると、同39分にはPKを献上。これをムトゥに沈められ、ノバラは2点ビハインドの展開を強いられた。さらに前半終了間際の45分にはオウンゴールで3度目の失点。0−3で前半を折り返した。

 そして後半8分に森本が途中出場。なんとかゴールを奪おうと攻めにかかる。すると終了間際の44分、右CKからゴール正面の味方がシュートを放つ。これはGKに弾かれるが、こぼれをMFマルコ・リゴーニがシュートすると、相手選手に当たったクリアボールがゴール前左にいた森本の顔面にヒット。ボールはゴールネットへ吸い込まれ、1−3と意地の得点が生まれた。森本は両手を挙げて歓喜のポーズ。今季3点目を素直に喜んだ。

ハーフナーがフィテッセで初出場

フィテッセへ移籍した日本代表FWハーフナー・マイクが、同じく日本代表DFが所属するシャルケとの親善試合で初出場を果たした。

ドイツのアーヘンで行われた試合では、3人の日本人選手がプレーした。シャルケでは内田、フィテッセでは安田理大が先発している。

試合は23分にフフスのゴールでシャルケが先制した。シャルケはさらに49分、ドラクスラーが追加点を挙げている。

フィテッセは51分にロイスが追撃ゴールを決めるが、その後が続かない。残り5分となり、いよいよハーフナーが登場。ファン・ヒンケルに代わってピッチに立ったが、得点に絡むことはできなかった。

エールディヴィジは今週末に再開する。フィテッセは再開初戦で、NECをホームに迎える。

清武、発熱でU―23グアム合宿離脱 成田で足止め

 【グアム15日】ロンドン五輪を目指すU―23日本代表はキャンプ地に到着し、7泊8日のトレーニングキャンプをスタートした。ただ、この日の出発直前に、日本代表も兼ねるMF清武弘嗣(22)が発熱で一時離脱が決定。成田空港から出発する代表一行から離れ、千葉県内の病院で検査を受けた。体調が回復し次第、途中合流の可能性もあるが、年始の始動早々から、痛い主力の離脱となった。

 2012年の滑り出しは、いきなりつまずいた。気温1度の成田空港から、空路で3時間30分かけて到着したグアムは気温30度。コンディション調整にうってつけの常夏の島にはしかし、清武はいない。関塚ジャパンに4か月ぶりに合流したエースが、わずか1日で離脱してしまった。

 14日に成田市内のホテルに集合すると、夜になってチームドクターに発熱を訴えた。体温は38度まで上昇し、出発の朝になっても回復せず。そのままチームを離れ、千葉県内の病院に向かった。グアム空港に降り立った関塚監督は「千葉県内の病院で静養している。今の時点では、(途中合流できるかは)分からない」と厳しい表情を見せた。

 待ちわびた合流だった。昨年6月の五輪2次予選・クウェート戦は1得点1アシスト、9月の同最終予選・初戦のマレーシア戦(2―0)も全得点に絡む活躍で、右MFとして欠かせない存在となっていた。だが、A代表のザッケローニ監督の目にも留まり、A代表デビューとなった8月の日韓戦で、いきなり2アシスト。11月のW杯予選メンバーにも招集され、五輪予選の11月22日・バーレーン戦(2―0)、27日・シリア戦(2―1)は清武抜きの戦いを強いられ、ともに辛勝だった。

 五輪予選2試合が行われる2月も、A代表は29日にW杯予選ウズベキスタン戦が行われる。ただ、「今回は五輪予選を優先してほしい」とザックが譲歩する形で、昨年9月以来の合流がかなったばかりだった。インフルエンザの検査は陰性で、C大阪関係者は「そんなにたいしたことはないようだ」と話しており、熱さえ下がれば、途中合流できる可能性もあるという。「早く来てほしいです」とMF東。選手も指揮官も、エースの合流を首を長くして待っている。

クルム伊達 最年長勝利ならず初戦敗退

 テニスの全豪オープンは16日、メルボルンで行われ、女子シングルス1回戦で41歳のクルム伊達公子エステティックTBC)はエレニ・ダニリドゥ(ギリシャ)に3―6、2―6で敗れ、1968年のオープン化以降の全豪女子での最年長勝利はならなかった。

 クルム伊達はミスが多く、第1セットを3―2から4ゲーム連続で落とした。第2セットもサーブのキープに苦しみ、一方的に押し切られた。

キム・ヨナのアドバイス、耳たぶもんだ庄司理紗

 冬季ユース五輪は15日、オーストリアインスブルックなどで行われ、フィギュアスケートの女子ショートプログラム(SP)で庄司理紗(西武東伏見ク)は、47・29点で6位につけた。耳たぶをもんで、庄司がリンクに立った。

 前日夜、午後9時半過ぎまで教育プログラムに参加し、講師の金妍児(キムヨナ)に聞いた。「緊張したら、どうしたらいいのですか」。金メダリストが教えてくれたのが、耳たぶマッサージだった。「滑る直前に思い出してやってみたら本当に落ち着けた」。心を整え、イメージした「粋な女性」を笑顔で滑りきった。三つのジャンプで回転不足を取られて6位スタート。それでも3位までは3・63点差で「新たなことを取り入れて新鮮に滑れた。フリーは伸び伸び楽しく滑る」。逆転のメダルは、あきらめない。

坂井さんの死から一夜…船橋オートで追悼 師匠は「悔しいとしか」

 44年ぶりの女子オートレーサー復活で注目されていた27歳の坂井宏朱さんの練習中の事故死から一夜明けた16日、半旗が掲げられた中で開催された千葉県船橋市船橋オートレース場では関係者が早すぎる死を悼んだ。

 第1レース発走前には黙とうが行われ、選手は左肩に喪章を付けてレースに臨んだ。入場門に設置された献花台には、笑顔を浮かべる坂井さんの写真のそばにファンからの花束が供えられた。

 オートレース界の第一人者で師匠でもあった船橋所属の永井大介選手(34)は「悔しいとしか言えない」と声を絞り出し、坂井さんと同年齢の同期で昨年の最優秀新人、青山周平選手(船橋)は「彼女の分まで頑張るだけです」と気丈に話していた。

元巨人投手の堀本律雄氏死去=プロ野球

 堀本 律雄氏(ほりもと・りつお=プロ野球元巨人投手)14日午前8時30分、肺炎のため横浜市内の病院で死去。76歳。大阪府出身。故人の希望により葬儀は家族で済ませた。
 大阪・桃山学院高から立教大、日本通運浦和を経て、60年に巨人入団。同年に29勝(18敗)を挙げ、最多勝、新人王、沢村賞を獲得。63年に大毎(現ロッテ)に移り、65年に引退。通算成績は63勝59敗、防御率2.82。大洋、横浜、日本ハムで投手コーチを務めた。 

長友、ダービー初出場で勝利 ミランを沈めて6連勝

15日に行われたセリエA第18節、ミランインテルミラノダービーは、1−0でアウェーのインテルが勝利を収めた。

ミランは守備ラインにアバーテネスタが復帰。攻撃では前節に続いてトップ下にエマヌエルソンが入り、イブラヒモビッチのパートナーはパトとなった。対するインテルは、前節パルマ戦と同じスタメン。スナイデルはベンチスタートとなり、ミリートパッツィーニが2トップを組んだ。長友佑都ミラノダービーで初先発し、フル出場を果たしている。

最初にスタジアムが沸いたのは5分。インテルがFKのチャンスから、チアゴ・モッタのヘディングでネットを揺らす。だが、これはオフサイドで得点にはならなかった。

逆にミランは11分、ボアテングの長距離ボレーシュートがエマエルソンを経由してパトに渡り、決定機となったが、シュートはバーの上へ消える。20分にはCKにフリーのボアテングがダイレクトで合わせるが、これも枠をとらえなかった。

ダービーにふさわしい一進一退の緊迫した展開で進む試合は、前半終盤に大きな見せ場を迎える。まずはインテル。演出したのは長友だった。40分、左サイドでアバーテとの1対1からクロスを上げると、ボールは中央でフリーのアルバレスの元へ。だが、ノチェリーノの寄せが効いたのか、アルバレスはシュートをGKアッビアーティの正面へ蹴ってしまう。

続いてミランにビッグチャンス。パトの折り返しをファン・ボメルペナルティーエリア外からダイレクトで合わせると、ボールはクロスバーを直撃。こぼれ球をエマヌエルソンが直接シュートに持ち込むが、今度はGKジュリオ・セーザルに阻まれた。

スコアレスで迎えた後半、インテルは立ち上がりにミランに押し込まれたものの、54分に待望の先制点を奪うことに成功する。

中盤でサネッティがドリブル突破を図り、左サイドへパスを出すと、アバーテのカットミスでボールはミリートの元へ。フリーのミリートがそのまま左足のシュートを流し込んだ。61分には、長友がドリブルからのロングシュートでCKを奪取し、見せ場をつくる。

ビハインドを背負うアッレグリ監督は、63分にロビーニョをトップ下に投入。エマヌエルソンを左サイドバックに下げて打開を図る。対するラニエリ監督はアルバレスを下げてキヴを起用。長友を1列上げて守備を強化した。

すると長友は72分、ボックス内でボールを受けると、DFをかわしてシュートに持ち込むが、これはアッビアーティの正面に飛んでしまった。インテルは76分にミリートを下げてスナイデルを投入。1点のリードをコントロールしにかかる。

追い込まれて前がかりになるミランは、80分にセードルフも投入すると、直後にそのセードルフのミドルがJ・セーザルを襲う。さらにアッレグリ監督がエル・シャーラウィも送り込むと、ロビーニョがそのエル・シャーラウィとのワンツーで決定機を迎えたが、シュートはまたもJ・セーザルに阻まれた。

インテルは懸命の守備で失点を許さず、そのまま逃げ切りに成功。6連勝でミランとの勝ち点差を5に縮めた。首位ユヴェントスとの差も6に縮まっている。一方、ミランはこの日引き分けたユヴェントスに勝ち点1差の2位に転落した。

カズ フットサル日本代表入りも!ミゲル監督が招集検討

J2横浜FCの元日本代表FW三浦知良(44)がフットサル日本代表に招集される可能性が高まった。カズは15日、エスポラーダ北海道の一員としてFリーグデビュー。府中アスレティックFC戦に先発し、3―2の勝利に貢献した。

 視察したフットサル日本代表ミゲル・ロドリゴ監督(41)は今後、カズの日本代表招集を要望することを明言。Jリーグ、日本サッカー協会と日程面で調整に入る方針を明かした。

 カズが“人生そのもの”と言う「W杯」の舞台に立つ可能性が出てきた。歴史的な一戦となったFリーグのデビュー戦。北海道の背番号11を背負い、サッカーのFWに当たるピボで先発。開始早々、代名詞のまたぎフェイントで場内を沸かすと、圧倒的な存在感で3―2の劇的勝利に貢献した。だが、興奮していたのは北海道のサポーターばかりではなかった。

 VIP席ではフットサル日本代表のミゲル監督が視察。スペイン出身の世界的名将はチーム合流わずか2日目にしてFリーグのトップ選手と同等レベルのプレーを見せるカズに目を奪われていた。「きょうの内容でも代表に値する。5月にはW杯予選のアジア選手権がある。招集を検討するし、貢献してほしい。W杯の可能性?当然だよ。彼が望めばだがね」と断言し、周囲をどよめかせた。

 ▽フットサルW杯への道のり フットサルW杯は4年ごとに開催されており、次回は今年11月に24チームが参加してタイで行われる。アジアの出場枠は開催国のタイを除いて4。5月にUAEで行われるアジア選手権がW杯アジア予選を兼ねており、10年の同選手権で3位だった日本は予選なしで出場が決定している。計16チームが参加し、タイを除く上位4位以内に入ればW杯出場権を獲得する。

「成長の年にしたい」事故死した女性レーサー坂井宏朱さん、最後まで努力の人

 「できる限りのことを勉強して成長の年にしたい。1着を獲ることが目標」。千葉県の船橋オートレース場で死亡した坂井宏朱(ひろみ)さん(27)は11日に和服姿で東京・大手町のサンケイスポーツを訪れ、こう抱負を語った。


 OLからレースの世界に飛び込み、努力を重ねて44年ぶりの女性オートレーサーに。事故があったのも練習中、最後まで努力の人だった。

 オートレースの公式サイトなどによると、大学卒業後に旅行代理店に勤務していた坂井さんは平成20年、オートレースを観戦したことで「一目惚れした」。

 クラシックバレエ歴15年、チアリーディング歴3年。オートバイとは無縁の生活を送ってきた。訓練期間中には2度の落車に見舞われることもあった。しかし夢をあきらめずに練習を重ね、昨年7月30日のデビュー戦にこぎつけた。結果は8着と振るわなかったが、「この悔しさは一生忘れない」と前を向いた。

 目標は「ハンデなしで戦える選手になる」。最近は筋力強化のため、入浴や就寝のとき以外で0・5キロのバンドを足首につけていたという。

 12日夕方。最後となってしまったブログの更新では今年最初の練習の内容が書き込まれており、こうつづられていた。「明日も練習して、少しでも改善したいと思います」

川島が移籍の意思を固める「価値ある選手でいたい」 (1/2) ステップアップを目指し、リールス卒業へ

ベルギーリーグの年明け初戦、13位のリールスが2位のヘントを2−1で破る大番狂わせを演じた。今季、これまでの試合内容を振り返ると「あと5試合でもっと勝ち点を稼げるはずだった」(サミー会長)と残念な取りこぼしが多かったリールスにとって、ヘント戦はやっとの思いでつかみ取った勝利だった。
 負傷やアフリカネーションズカップもあり、必ずしもリールスはベストメンバーとは言えない布陣だった。それでも押している時間帯、押されている時間帯での試合運びを使い分け、ひとつのチームとして機能していた。

 21分だった。リールスの最終ラインはヘントのストライカー、リュビアンキッチに切り崩され、最後はフリーとなったFWムボヨがGK川島永嗣と1対1になった。このシュートを川島はよく見極めてストップした。
 当たり前のようにチームのピンチを救った川島。しかし入団当初の川島は、このような突然訪れるピンチに戸惑って、先に前へ出ては墓穴を掘っていた。
「1年前は突然起こる状況に対する対応力がなかったと思う。今は去年1年をこっちでやっている分、こういう状況が起こっても冷静に対応できてるかなと思います」(川島)

 このセーブが功を奏し、26分にリールスはDFサイディのゴールで先制に成功した。後半早々、同点に追いつかれたリールスだったが、「失点した後でも慌てることはなかった」と振り返る川島の言葉通り、失点直後の大ピンチを除けばリールスがイニシアチブを握って戦い通し、83分にFWクラーセンが決勝ゴールを決めて金星を挙げた。
「今日は2位のチーム相手だし、リーグの中でもたぶん1番攻撃的なチームだと思うので、そういった意味では自分が立ち上がりにいい仕事ができれば、ゲームの流れも変わってくるのかなと考えていた。要所要所でうまく対応できたと思います」

■チームの中でも際立つ勝負強さ

 昨季のレギュラーシーズンの最終成績は14位。今季はここまで13位。順位はわずかひとつしか向上してないが、昨季が30試合で58失点、今季はここまで20試合で26失点と守備力の向上は著しい。

 その一方で残念なのは、得点力があまりに低すぎることだが、ヘント戦の勝利の陰に弱点を補って余りあるFW陣の奮闘があることも確かだ。この日、ストライカーを務めたエル・ガバスはヘントに押されている時間帯に前線で孤立し、複数マークを受けている不利な場面でもうまく最終ラインからのボールを引き出して、チームに落ち着きを与えていた。また、味方が疲れきっている試合終盤、エル・ガバスがシュートをブロックされたシーンでは、観客席の「何でシュートにはやるんだ」というため息を誘っていたが、すぐに守備に切り替え、戻りきれない味方のスペースを埋めていた。

 各自の守備意識の向上に加え、個性(エル・ガバスで言えば、前線で孤立してもボールキープできる能力)も発揮されることで、リールスはチームとして機能し、守備力アップにつながっていると思う。そんな中でも、川島の勝負強さは際立っており、いよいよリールス卒業を迎えてもいい時期になってきた。

白鵬と把瑠都全勝、稀勢1敗守る/初場所

<大相撲初場所>◇8日目◇15日◇東京・両国国技館
 全勝の2人が無敗を守った。横綱白鵬(26=宮城野)は、初顔の高安(21=鳴戸)をはたき込みで、大関把瑠都(27=尾上)は北太樹(29=北の湖)を上手投げで下し、ともに勝ち越しを決めた。
 1敗で追う大関2人も、勝って7勝目をマーク。稀勢の里(25=鳴戸)は今場所初めての四つ相撲から、隠岐の海(26=八角)を下手出し投げで破った。琴欧洲(28=佐渡ケ嶽)も関脇豊ノ島(28=時津風)を下手投げで下し、ともに勝ち越しに王手。
 2敗の日馬富士(27=伊勢ケ浜)は豊真将(30=錣山)をはたき込んで6勝目。大関2場所目の琴奨菊(27=佐渡ケ嶽)は小結雅山(34=藤島)に、はたき込みで敗れ星を4勝4敗の五分に戻された。
 関脇鶴竜(26=井筒)は、ここまで全敗の新小結若荒雄(27=阿武松)に突き落とされ、3敗目を喫した。
 全勝の2人を、1敗の2大関が追う。2敗は大関日馬富士のほかは平幕で、栃煌山(24=春日野)、千代の国(21=九重)、天鎧鵬(27=尾上)、朝赤龍(30=高砂)の4人が追う。

女子オートレーサーが練習中事故死

44年ぶりの女子オートレーサーとして、昨年7月にデビューしたばかりの坂井宏朱(ひろみ)選手が15日の午後5時13分、船橋オートレース場での練習中にバランスを崩してフェンスに激突。頭蓋骨骨折により死亡した。27歳だった。

 関係者によると、この日の全レースが終了した後、坂井さんは走路に出て走行練習を開始したが、ゴール板を過ぎてから突然バランスを崩して、1コーナーのフェンスに激突。坂井さんが金網へと飛ばされたところに、愛車が直撃したという。

カズ、再参戦に意欲「サッカー界全員でフットサルを盛り上げたい」

Fリーグ第23節が15日に行われ、元日本代表FWの三浦知良エスポラーダ北海道の一員として府中アスレティック戦に臨んだ。1試合限定でフットサルに参戦したカズは決定機を迎えてファンを沸かせるなど、積極的なプレーを見せ、チームの3−2での勝利に貢献している。

 試合後のインタビューでカズは以下のように語った。

「フットサルはほとんど未経験と言っていいくらい長いことプレーしていなくて、ちょっと不安だったけど、監督、選手も含めみんなが盛り上げてくれて、僕を助けてくれて、ホームの札幌で勝つことができてよかった。サポーター、関係者、みんなの力が大きいと思います」

「(小野寺隆彦監督にまた一緒にやりたいと言われて)もっとうまくなって帰ってきたいと思います(笑)。これから先、日本のサッカー界において、フットサルという競技は重要になってくると思います。そういう意味でもFリーグの発展が必要です。サッカー界全員でフットサルを盛り上げていきたいと思います」

巨人・村田「早く巨人のユニホーム着たい」

 巨人・村田修一内野手が15日、鹿児島県奄美大島で行っている自主トレを公開した。古巣の横浜・筒香らと一緒にノックや打撃練習を行い、充実の汗を流した。

 横浜から巨人にFA移籍し、大きな期待がかかる大砲は「いよいよ始まるなという気持ち。早くジャイアンツのユニホームを着てグラウンドに出たいというドキドキ感がある」とキャンプインが待ちきれない様子。毎年、この時期は体重が100キロ近くになるが、今オフは練習や食事制限でベストに近い95キロ前後をキープしているという。「例年より増えていない。体重のことを気にせず、開幕を迎えられる」とコンディションの良さをアピールしていた。

大阪が19年ぶり2度目のV! 京都は連覇ならず=都道府県対抗女子駅伝

 第30回都道府県対抗女子駅伝が15日、京都市西京極陸上競技場を発着点とする9区間、42.195キロのコースで行われ、大阪が2時間16分37秒のタイムで19年ぶり2度目の優勝を果たした。2連覇を狙った京都は2位に終わった。3位にはアンカー・新谷仁美が追い上げた千葉が入った。

 曇り空のなかで行われたレースは序盤から大阪ペースで進む。1区の木崎良子がトップでたすきリレーを行うと、2区では愛知に並ばれるも、3区で中学生の高松望ムセンビがトップに立った。4区以降も大阪がトップを守るも、5区、6区で2位の京都に差を詰められる展開となった。しかし大阪は8区で差を広げて最終区につなぐと、徳田夕佳が堅実な走りを見せて19年ぶりの栄冠に輝いた。

U―23代表・比嘉が結婚 お相手は中学から交際の元ナース

ロンドン五輪を目指すU―23日本代表のレギュラー左サイドバック、DF比嘉祐介(22)=流通経大=が結婚したことが14日、明らかになった。お相手は元看護師の夏希さん(23)=旧姓・相原=。横浜M入団が決まっている野性派DFは中学時代から交際を続け、昨年11月16日に茨城・竜ケ崎市役所に婚姻届を提出していた。同代表はグアム合宿(15〜22日)に向け、千葉県内のホテルに集合した。

 堅守を誇る左サイドバックは、身持ちも堅かった。比嘉は、夏希さんとは沖縄・名護市の大宮中時代からの付き合い。千葉・流通経大柏高に進学した際は遠距離恋愛だったが、流通経大進学後は夏希さんが学校に近い龍ケ崎市内の病院に看護師として勤務。プロ入りを待って結婚することを約束し、愛を育んできた。

 比嘉は、関塚ジャパンの初陣となった2010年11月のアジア大会(中国)から左サイドバックで活躍。対人能力やフィジカルの強さで守備力を期待する関塚監督の厚い信頼を得ている。シュツットガルトに移籍した元日本代表DF酒井高徳とポジション争いをしながらも定位置を守っている逸材。明るく奔放なキャラクターで、代表に初招集の選手がいると、まず比嘉と宿舎で同部屋になるなど、ムードメーカーとしても欠かせない。

 入籍は、磐田との争奪戦の末に横浜M入りを決めた後の昨年11月16日。五輪最終予選・バーレーン戦に向けた中東遠征出発前日、2人で龍ケ崎市役所に婚姻届を提出した。新居はすでに横浜市内に決定。夏希さんは仕事をやめており、今後は家庭で比嘉の選手生活を全力でサポートすることになる。比嘉は15日に横浜Mの新入団選手発表会見に出席するため、同日夜に遅れてグアム入りする予定だ。

 流通経大の同僚でU―23代表主将のMF山村も今年1月1日に女優の三村恭代と元日入籍。学生離れした活躍を見せてきた2人は、図らずもともに所帯を持ってプロ入りすることを決断した。家庭の充実を、佳境にさしかかった五輪予選、そしてプロ1年目からの活躍につなげる。

 ◆比嘉 祐介(ひが・ゆうすけ)1989年5月15日、沖縄・名護市生まれ。22歳。DF。名護・大宮中から流通経大柏高に進学し、2008年に流通経大に進学。10年アジア大会からU―21代表に選出された。11年のユニバーシアード(中国)優勝メンバー。右利き。今季から横浜Mに入団。169センチ、68キロ。血液型AB。

カズ、フットサル初参戦も不発「上手くなって帰ってきたい」

フットサル・Fリーグ第23節(15日、北海道3−2府中、北海きたえーる横浜FCのFW三浦知良が、エスポラーダ北海道(10チーム中9位)の一員としてフットサルに初参戦。5位の府中アスレティックFCに勝利したが、先発出場したカズは前半3本、後半2本のシュートを放つもノーゴールに終わった。

 5368枚のチケットが即日完売し、会場は超満員。期待に応え先発出場したカズは、試合開始直後から連続してシュートを放ち、会場を沸かせた。チームは前半6分に先制すると、追いつかれる展開が続き、前半は2−2で終了。後半、カズはゴール前でパスを受け左足シュートもGK正面。チームは決勝点を挙げ逃げ切った。

 カズは「フットサルはほとんど未経験で不安だったが、監督、選手が盛り上げてくれた。勝つことができてよかった」と満足げな表情。小野寺監督が「三浦選手が来て、負けるわけにはいかなかった。またやりたいです」とラブコールを送ると「もっと上手くなって帰ってきます」と再登場を誓った。

種牡馬チチカステナンゴが急死…スカーレットとの初子今年デビュー予定

種牡馬チチカステナンゴが、けい養先の北海道安平町・社台スタリオンステーション(SS)で死亡したことが14日、明らかになった。死因は現在調査中。14歳だった。

 同馬は01年パリ大賞などG1・2勝を挙げ、03年に種牡馬入り。07年に社台SSが約7億円で購入し、日本に輸入された。ヘイルトゥリーズンの血が入っていないことからサンデーサイレンス系の牝馬との配合が期待され、ダイワスカーレットの最初の交配相手に選ばれた。種付頭数は09年が152頭、10年が153頭、11年が147頭。日本での初年度産駒は今年デビューする。

石川遼に痛烈ヤジ「しっかり練習しろ!」

 石川遼(20)=パナソニック=は4バーディー、4ボギーの70とスコアを伸ばせず、通算1オーバーの94位でカットラインに2打及ばず予選落ちした。マスターズ出場権を目指す今季初戦は結果を残せなかった。アマチュア松山英樹(19)=東北福祉大2年=も72とスコアを落とし、通算3オーバーの106位で決勝ラウンドに進めなかった。小田孔明が39位で、今田竜二と高山忠洋は62位で予選を突破したが、武藤俊憲と丸山茂樹は予選落ちした。

 最終18番のプレーを終え、スコア提出所に向かっていた石川に、ギャラリー席から日本語で痛烈なヤジが飛んだ。「この野郎、もっと、しっかり練習しろよ!!」。石川のファンが会場を埋め尽くす日本ツアーではありえない光景。周囲に緊張感が走ったが、本人は顔色一つ変えることなく、黙って背中で受け止めた。

 常夏の島で迎えた今季初戦は、悔しい結果に終わった。初日80位と出遅れると、この日もスコアを伸ばせないまま、2日間36ホールで終戦。「アプローチのミスで、つまらないボギーをたたいてしまった。あれがなければアンダーパーで回れていたのに」と悔やんでも後の祭りだ。

 しかし、持ち前のポジティブ思考で、すぐに気持ちを切り替えた。「予選落ちといっても、(米ツアーで)通用するショットは増えてきているし、いい(コース)マネジメントもできていた。ミスがあと1つ、2つ少なければ予選は通っていた。どうしようもないという予選落ちじゃない」と、前向きな言葉を続けた。

 世界ランク50位以内に与えられるマスターズ出場権獲得を目指し、今大会を皮切りに3月末まで米ツアー7試合に出場する予定だが、いきなり初戦でつまずき、現在48位の世界ランクも再び“圏外”へはじき出される可能性が高まった。

 「まだ始まったばかりなので、今の練習を続けて、さらにいい状態で次の試合を迎えたい」。次戦はファーマーズインシュランスオープン(26日開幕、カリフォルニア州トーリーパインズ)。日本には戻らず、ハワイから直接、西海岸に移動する。マスターズ出場へ近づき、そして、この日受けた厳しいヤジを見返すためにも次こそ周囲も納得させる結果を残す決意だ。