.<ラグビー暴言>横河武蔵野が活動自粛、被災地ボランティア

社会人ラグビートップイーストリーグ1部に所属する横河武蔵野(東京都)は13日、来月13日までの1カ月間、活動を自粛することを決めた。所属選手が試合中に、東日本大震災の被災地を冒とくする発言をした責任を取ったもの。10月16日に予定していた秋田ノーザンブレッツ戦をはじめ4試合を辞退する。自粛期間中は、週末に部員が被災地でボランティア活動を行うとしている。

 横河武蔵野は先月25日、被災地の岩手県釜石市を本拠とする釜石シーウェイブスと対戦した際、スクラムの組み方を巡ってもめ、選手の一人が「お前ら、震災で頭おかしくなったんちゃうか」と暴言を吐いた。関東ラグビー協会は9日付で、発言した選手を30日間の対外試合出場停止処分、チームを厳重戒告処分としていた。

 横河武蔵野の母体である横河電機の広報・IR室は「事態を重く受け止め、信頼回復に向けて努力したい」と話している。