ヤクルト屈辱の4連敗に宮本「情けないのひと言」

 天下分け目の4連戦は、ヤクルトにとって屈辱の4連敗に終わった。「せっかくいい位置、いい試合をする環境をもらっているのに…。プロとして情けないのひと言です」。宮本は声を絞り出した。

 この4試合、すべて同じ展開だった。先発が不用意な1球で先制を許し、最後まで追いつけない。首脳陣は毎試合打順を組み替えたが、結果に結びつかなかった。

 佐藤打撃コーチは「向こうと違って打つべき人が打てなかった」と肩を落とす。実際、ヤクルトはクリーンアップに適時打なし。ブランコ、和田、谷繁で12得点中9点を稼いだ中日とは対照的だった。

 「中日の投手はみんなよかった。ただ相手どうこうではなく、ウチはチャンスで1本が出なかった。そこの差が出た」と小川監督は潔かった。確かに地力の差を見せつけられた4連戦ではある。だが、最近まで首位を走り続けたのも事実だ。

 シーズンはまだ終わっておらず、意気消沈している暇はない。3位巨人は2・5ゲーム差に迫っている。(森本利優)