中日が球団史上初の連覇、落合監督「選手たちをほめてやります」

中日は18日、横浜と延長10回3対3で引き分け、2年連続9度目のセ・リーグ優勝を決めた。中日は球団史上初の連覇。3点ビハインドの6回、ブランコの16号3ランで同点に追い付くと、その後は投手陣が最後まで踏ん張った。

 以下は試合後の落合博満監督のコメント。
「(ファンは優勝を待っていたが)私も待ってました。(マジック1から今日まで長かったが)ここまでは順調にきていたと思いますが、やっぱり13連戦のヤクルト戦で目いっぱいいって、その後の巨人戦は簡単に勝たせてくれる相手じゃないので。最悪3連敗も考えながら、ここからの3つを何とか(勝って)と思ってましたけどね。(今日は最後までもつれたが)今年を象徴しているんじゃないですか、こういうゲームは。(終盤にはブルペンとやり取りしていたが)中での話なので(内容は)ご勘弁ください(笑)。(連覇だが)ドラゴンズは今年で75周年になるんですけど、1回もないわけですから、やっと扉を開いたという気持ちです。

(今シーズンの)選手たちは『素晴らしい』の一言です。ほめてやります。(中日は)ピッチャーが良いと言われてますけど、それなりの経験をしているわけですし。後ろに岩瀬(仁紀)がいるのが大きいんだと思います。(今日は浅尾拓也で締めたが)もうゲームの展開上、仕方ないですね。途中で使い方を一つ間違えたから。どうやっても浅尾を引っ張らざるを得ない状況を作ったのは、監督の責任でしょう。ただ、負けなかったのが強いなあと思います。
(打線は)やっぱり144試合は長いですから、良い時期もあれば悪い時期もあるし。悪ければ、若手も育ってきてますから、その辺のやりくりはできたと思います。ただ最終的には経験のある連中が戻ってきて、ここに照準を合わせてくれてということです。

(次は日本一を狙うわけだが)その前に11月2日から(クライマックスシリーズが)始まるし、そこを勝たないと先に進めないので。一つの目標は達成できましたけど、もう一つあるから、それに向かって選手の体を休ませながら調整して臨みたいと思います。(ファンに一言)やっぱりドラゴンズファンは素晴らしいですよ。勝っても負けても一生懸命応援してくれるから。これからも応援してくださいね」