木村和司監督の続投決定…横浜M

◆J1第30節 横浜M1―2浦和(22日・日産スタジアム) 横浜Mの木村和司監督(53)が来季も続投することが22日、関係者の話で分かった。木村監督は、今季から複数年契約を結んでいたが、チーム関係者は「複数年で既定路線だし、代える理由はない」と話した。就任2年目の今季は、開幕から首位争いを繰り広げ、現在勝ち点52で4位につける。浦和に敗れ、リーグ戦5試合勝ちなしとなり、来季のACL圏内の3位・名古屋とは7差に広がった。それでも、昨季の勝ち点51(8位)を上回る成績を残している状況。指揮官の続投を早々と決めることで来季への準備も進めることができる。

 この日は、前半4分にFW大黒が先制弾を決めるも、後半5分に、選手の誰もが「あれはPKじゃない」と抗議したDF小林のファウルで与えたPKから同点にされた。木村監督も「2点目、3点目が取れなかったということもあるが、審判が自分で試合を作っちゃいけない」と判定に怒り心頭だった。

 残り4試合で首位の柏とは勝ち点10差となった。しかし、「切り替えて4勝できるようにする」と誓ったDF栗原をはじめ誰も諦めていない。奇跡の逆転優勝へ全勝を狙う。