TBS、球団譲渡の承認延期=DeNAと交渉は継続―プロ野球

 プロ野球横浜ベイスターズの親会社、東京放送(TBS)ホールディングスは27日、球団譲渡に関して、28日に承認を求める予定だった臨時取締役会を延期すると発表した。
 球団売却で大筋合意している携帯電話向けソーシャルゲームサイト「モバゲー」の運営会社、ディー・エヌ・エーDeNA)との交渉は今後も続けていくとしている。
 関係者によると、DeNAは商品名の「モバゲー」を球団名とする意向を持っているが、この日までにまとまらなかったとみられる。両社の合意内容には変わりがなく、別の関係者は「交渉が壊れることは今のところない。時間が必要」と語り、両社で対応を協議するとみられる。
 巨人の渡辺恒雄球団会長は26日、球団名に商品名を使用することは野球協約の内規に抵触すると指摘した上で、オーナー会議で承認されないとの見解を示していた。
 また、日本プロ野球組織(NPB)が球団譲渡の審査を進めるため、来月2日に予定していた臨時実行委員会も先送りとなった。