チェルシーのアネルカ、冬の移籍市場での中国行きのうわさが浮上

 チェルシーニコラ・アネルカに、冬の移籍市場での中国行きのうわさが浮上した。中国の各メディアは22日、同国1部の上海申花が同選手の獲得に興味を示していることを伝えた。

 現在32歳のアネルカは、来年夏でチェルシーとの契約を満了するが、アンドレ・ビラス・ボアス監督のもとでは、契約更新の可能性は低いと考えられている。チェルシーには、移籍金が発生するこの冬のうちに同選手を売却する計画もあるとみられている。

 そして、この状況に目をつけた上海申花は、2003年以降、国内タイトルから遠ざかっている不振からの脱却に向け、切り札としてアネルカに白羽の矢を立てたという。上海申花は潤沢な資金を有しており、同選手獲得に際して金銭面での問題はないとみられている。

 とはいえ、アネルカには欧州の一流クラブからの興味も伝えられている。その中でも、チェルシーの前線に注目しているミランは、ディディエ・ドログバの獲得に失敗した場合は、アネルカにターゲットを変更する計画があるという。従って、アネルカが中国行きを簡単に決断する可能性は低いと言えるだろう。