故西本幸雄さん通夜に350人=山田氏「感謝し切れない」

プロ野球の大毎、阪急、近鉄で監督を務め、25日に心不全のため91歳で死去した西本幸雄さんの通夜が28日、兵庫県西宮市内の斎場で営まれ、教え子の山田久志氏、梨田昌孝氏ら約350人が別れを惜しんだ。
 祭壇などには柔和な笑みを浮かべた遺影とパ・リーグ優勝を決めたときの胴上げの写真が飾られた。阪急のエースだった山田氏は「つらくて悲しい。今の自分があるのは西本さんのおかげ。感謝してもし切れない」と目に涙を浮かべた。
 元阪急外野手の福本豊氏は「こんなちびすけでも一流にしてくれた。厳しい人だったが、私には優しかった。本当のおやじみたいだった」と恩師の死を悼んだ。