ヴェンゲル監督、プレミア日程変更受け憮然 「サッカーはTVに魂を売ってしまった」

アーセナルのアルセーヌ・ヴェンゲル監督は現地時間13日、TV局の都合で日程が組まれているイングランド・プレミアリーグの現状を批判した。ロイター通信が報じている。

 アーセナルは1月に公式戦5試合を予定しているが、そのすべてがTV放映の都合で日程変更に。これを受けヴェンゲル監督は「我々は魂を売ってしまった。もはや日程をコントロールできていない。これは事実だ。TV放映が日程に関して直接的な影響力を持つ現状は普通ではない」とコメント。TV局の都合が優先されるような契約が結ばれていると述べ、「プレミアリーグはもう少しフェアにスケジュールを組めるようにしなくてはならない」と訴えた。

 同監督はさらに、TV放映の都合によって試合日程が決まる状況は大会の公正さを損ないかねないとコメント。「中3日のチームと中1日のチームが顔を合わせるような天王山などあり得ない」「こんな形でも正しいというのなら、私を納得させて欲しいものだ。ただ、サッカー界で30年仕事した経験から言わせてもらえば、これは正しくないね。フェアじゃないからだ」と、憤りを示していた。