サッカー=人種差別疑惑のテリー、代表主将はく奪に

[ロンドン 3日 ロイター] イングランド・サッカー協会(FA)は3日、イングランド・プレミアリーグチェルシーに所属するDFジョン・テリー(31)から、イングランド代表主将の地位をはく奪した。

人種差別発言容疑で起訴されたテリーの公判が7月に延期されたことを受けて、FAは公式サイトを通じ、「容疑が晴れるまでの間はテリーがイングランド主将を務めないことを確認した」との声明を発表した。

イングランドが出場する2012年欧州選手権(ユーロ2012)の決勝は7月1日に予定されており、テリーの公判予定日はその8日後。

またFAは、テリーが2月29日に行われるオランダとの親善試合とユーロ2012の代表メンバーからは除外されておらず、出場するかどうかはファビオ・カペロ監督の判断次第だとした。

一方、所属するチェルシーアンドレ・ビラスボアス監督は、テリーが今後も主将を務めると明言。ひざの故障を抱えているテリーは、5日のマンチェスター・ユナイテッド戦と11日のエバートン戦を欠場する見込みとなっている。