長友フル出場のインテル、2点差追い付きドロー
4日に行われたセリエA第26節、インテル対カターニアの一戦は、2−2のドローに終わった。インテルDF長友佑都はフル出場。インテルはリーグ戦での連敗が4でストップしたが、公式戦9試合で白星から遠ざかっている。
インテルは13分、フォルランがミドルシュートで相手ゴールを襲うと、その2分後にもミリートのクロスにフォルランがボレー。だが、これもGKカリソに阻まれる。すると19分、カターニアに先制を許す。中盤からのフィードで長友の裏を突いたゴメスが、ドリブルで長友もかわしてシュートを沈めた。
追い付きたいインテルだが、38分には逆にカターニアがリードを広げる。ベルヘッシオが長友の裏に走ったマルケーゼにスルーパスを送ると、マルケーゼは明らかなオフサイドだったもの、副審のフラッグは上がらず。マルケーゼが中に折り返したボールをイスコが押し込み、2点目となった。
後がないインテルは、後半の開始からファラオーニを下げてスナイデルを投入。右サイドバックとして先発していた長友は、左サイドバックへとポジションを移した。61分にはパロンボとカンビアッソに代え、ポーリとオビも起用する。
カウンターの脅威も受けながら、インテルが1点を返したのは、71分。スナイデルからのパスを受けたフォルランが、DFをかわして左足で強烈なシュートを放つと、ボールはカリソの手を弾いてネットを揺らした。
インテルはさらに79分、試合を振り出しに戻す。フォルランのアシストから、今度はミリートが強烈な右足シュートを叩き込んだ。85分にはピンチも迎えるが、GKジュリオ・セーザルが立ちはだかると、ロスタイムには勝ち越しの決定機。オビの折り返しにパッツィーニが反応するが、シュートはカリソに防がれ、逆転には至らなかった。