初出場の健大高崎、強豪・天理破り春初勝利!/センバツ

 第84回センバツ高校野球大会第2日(22日、甲子園)第2試合は春初出場の健大高崎(群馬)が22度目出場の強豪・天理(奈良)を9−3で破り、初戦を突破した。


健大高崎は二回に併殺打の間に1点を先制。五回に逆転を許したが、六回に内田の適時打で同点とし、七回には相手のミスも重なり3点を勝ち越し。九回にも集中打で4点を追加し、突き放した。昨秋の公式戦9試合で33盗塁を記録した持ち味の“機動力野球”でかき回した。

 先発の三木は3失点したものの、打たせて取る丁寧な投球で天理打線を7安打に抑える好投。春初勝利に大きく貢献した。

 天理は打線が沈黙。五回に多彩な攻撃を見せて一時は逆転したが、2番手でマウンドに上がった山本竜、3番手の漆原が踏ん張れず大量失点。春1回、夏2回の全国制覇を誇る強豪が初戦で姿を消した。