元西武コーチ・大久保氏、請求放棄で訴訟終了へ

 前西武二軍打撃コーチの大久保博元氏(44)が西武球団を相手取り、若手選手への暴力行為は事実誤認であり、昨年7月の契約解除は無効、などと訴えていた訴訟で、大久保氏は19日、東京地裁に請求を放棄する書面を提出した。

 大久保氏側は当初、訴え取り下げの手続きを取った。だが西武側は同意せず、請求に理由がないと自ら認める「放棄」で、訴訟を終結させることになった。大久保氏の代理人は「プロ野球界復帰にあたり、重大な支障となることから、訴訟継続を断念した」と表明。一方西武側は、「今回の放棄は、大久保氏が当球団の主張を全面的に認めたものと考えている」との談話を発表した。

 大久保氏については、楽天が来季のコーチ就任を打診している。