日本、敵地で北朝鮮に敗れザック体制無敗記録は16でストップ

日本代表は15日、ブラジル・ワールドカップのアジア3次予選で北朝鮮代表と対戦した。日本は第4節のタジキスタン戦に4−0で勝利し、既に最終予選への進出が決定。香川真司遠藤保仁らをベンチに置き、清武弘嗣細貝萌らを起用し、6人を入れ替えたメンバーで試合に臨んだ

 満員に膨れ上がったスタジアムでのアウェー戦で、日本は冷静に試合を運ぶが、慣れない人工芝というピッチや相手のプレッシャーに苦しむ。北朝鮮は正確なミドルパスでボールをサイドへと散らし、鋭いクロスボールから日本ゴールを脅かした。

 すると0−0で迎えた50分、FKからゴール前に上がったボールをパク・グァンリョンが折り返し、最後はパク・ナムチョルが頭で合わせて北朝鮮が1点を先制した。

 巻き返しを図りたい日本は中村憲剛に代えて内田篤人を投入。予選で初めて3−4−3システムを採用する。さらに76分には前田遼一に代えてハーフナー・マイクを、85分には清武に代えて李忠成を投入。FWを投入し、得点を目指す。87分には長谷部誠の突破からハーフナーへとつなぎ、李が押し込むが、これはオフサイドの判定でゴールならず。

 結局、日本は最後まで得点を奪うことはできず、0−1で敗戦。予選初黒星を喫するとともに、アルベルト・ザッケローニ監督就任以来守っていた16戦無敗記録がついに途絶えている。