.W杯優勝NZ、後絶たない飲酒スキャンダル

3週間前に幕を閉じたラグビーW杯。開催国で悲願の24年ぶりの優勝を果たしたニュージーランド(NZ)代表オールブラックスだが、グラウンド外では王者として恥ずかしい飲酒スキャンダルが後を絶たない。

 NZとの自由連合制を敷く南太平洋ポリネシアクック諸島で休暇を過ごしていたWTBザック・ギルフォード(22)が、10日に地元のパーティーで泥酔。全裸でパーティー参加者に暴行を加えた上に、スクーターを飲酒運転したことが複数のNZ紙などで報じられた。

 NZ代表の飲酒に関しては、W杯期間中にもWTBコリー・ジェーン、FBイズラエル・ダグら若手選手のはしゃぎっぷりが問題になり、ギルフォード自身も今年8月に豪州と対戦した際、深夜の飲酒で騒動を起こし、NZ協会から出場停止処分を受けていた。

 ギルフォードはW杯ではカナダ戦に出場するなど、NZ代表として8キャップを保持。また、09年に日本で開催されたJWC(ジュニア世界選手権)ではU−20NZ代表として来日。実父のロバートさんが決勝直後に秩父宮ラグビ−場で心臓発作を起こして急死したことでも知られているが、正代表に上り詰めてからは、続けざまに飲酒による問題を起こしている。