大津、東のゴールで日本がバーレーンに快勝/ロンドン五輪予選

 22日にロンドン・オリンピック(五輪)アジア最終予選が行われ、U−22日本代表はアウェーでU−22バーレーン代表と対戦した。

 A代表に選出された原口元気清武弘嗣、負傷の山村和也を欠く日本は、ボランチの一角に扇原貴宏を起用。ボルシアMGでプレーする大津祐樹は左サイドハーフで先発出場した。

 日本は19分、相手DFのミスからボールを奪った大迫勇也ミドルシュートを放つと、23分にサイドチェンジから東が左足でシュート、29分には山本康裕のクロスを大迫が頭で合わせるも、決定的な場面には至らない。一方のバーレーンはカウンターに活路を見出すと、39分にはポスト直撃のミドルシュートを放ち、日本ゴールを脅かす。

 そして迎えた44分、日本は扇原がCKを蹴ると、バーレーンGKがクリアしきれずファーサイドにボールが流れる。これを大津がすべり込みながら右足アウトサイドで巧みに押し込みゴール。日本が待望の先制点を奪い、前半を折り返す。

 後半に入り、なかなか攻撃の形を作れなかった日本だが、67分に追加点を挙げる。左サイドから扇原がクロスを挙げ、東がDFと競り合いこぼれたところを山田がシュート。GKが弾いたところを東が押し込んだ。東は初戦のマレーシア戦に続く得点となった。

 その後も日本は、交代出場の永井謙佑がシュートを放つなど、追加点を狙うもゴールネットを揺らすことはできず。80分にはバーレーンが退場者を出したこともあり、数的優位に立った日本が最後までゴールを許さず、2−0で勝利を収めた。

 これで最終予選2連勝となった日本は27日、ホームでU−22シリア代表と対戦する。