鳥谷 FA権行使せず残留!来オフメジャー挑戦か

 国内FA権を取得し、去就が注目されていた阪神鳥谷敬内野手(30)が権利を行使せずに残留することが27日、分かった。

 4日の初交渉以降は沈黙を貫き、熟考を重ねてきたがついに決断。この日、球団サイドに意思を伝えた。28日にも正式発表される。

 今季は2年連続の打率3割をマーク。守備でも初のゴールデングラブ賞を受賞しリーグを代表する遊撃手となった。入団8年で手に入れた権利だけに他球団の評価を聞いてみたいと、気持ちが揺れ動いたことも想像に難くない。FA宣言した場合は複数球団が獲得に乗り出すのは確実だった。

 今後は通常の契約更改交渉に切り替わるが、単年契約が濃厚。鳥谷は早大時代からメジャーへの強い憧れを抱いており、海外FA権を取得する来オフに再び大きな決断を迫られることになる。