大津の決勝点で日本がシリアに勝利…グループ首位に浮上/ロンドン五輪予選

27日にロンドン・オリンピック出場権を懸けたアジア最終予選第3戦が行われ、U−22日本代表はホームでU−22シリア代表と対戦した。

 グループCの日本とシリアは、ここまで2連勝で同じく勝ち点6としているが、総得点差でシリアが首位。オリンピック出場権はグループ1位のみに与えられるため、日本はホームで勝ち点3が必要な試合となった。

 前半は一進一退の攻防が繰り広げられる。日本は大迫勇也山田直輝が積極的に前線でボールを受け、攻撃を繰り出すが、決定力を欠きゴールを奪えない。一方のシリアも個人技を生かして攻めるが、日本守備陣を崩すまでには至らない。

 そして迎えた45分、右CKを得た日本は、キッカーの扇原貴宏ショートコーナーを選択。これを受けた東慶悟がリターンし、扇原がクロスを上げると、濱田水輝がヘディングシュートを決め、貴重な先制点を奪った。

 後半も日本はシリアゴールを攻め立てる。58分、大津祐樹のスルーパスを受けた山田がGKとの一対一を迎えるが、GKの好セーブに阻まれる。その後も大迫のシュートのこぼれ球を東が詰めるもゴールネットを揺らせず、決定機を生かすことができない。すると75分、日本はシリアにゴールを許し、同点に追いつかれてしまう。

 ホームで勝ち点3がほしい日本は、大迫に代えて永井謙佑、山田に代えて山崎亮平を投入。攻撃のギアを上げると85分、左サイドを駆け上がった比嘉祐介のクロスを大津が頭で合わせて勝ち越しに成功した。

 日本はこのリードを最後まで守り切り勝利。これで3連勝とし、グループC首位に浮上している。日本は次節、来年2月5日にアウェーでシリアと対戦する。