【センバツ】21世紀枠に女満別、石巻工、洲本

選抜高校野球出場校発表」(3月21日から12日間、甲子園)

 選考委員会が27日、大阪市内で開かれ、21世紀枠候補校9校から女満別(北海道・北海道)、石巻工(東北・宮城)、洲本(近畿・兵庫)の3校が選ばれた。

 東日本から選出の石巻工は、東日本大震災の被災という極めて困難な状況を克服し、昨年秋季宮城県大会で準優勝。特別選考委員15人の全員一致で選ばれた。甲子園は春夏通じて初出場となる。

 西日本では秋季兵庫県大会ベスト4の洲本の出場が決まった。阪神・淡路大震災当時に生まれた生徒が主力で、県内の強豪校と互角に戦い続けている点が評価された。1986年選抜以来の甲子園となる。

 3校目は激論の末に、女満別を全員一致で推すことになった。全校生徒134人の小規模校で野球部員は19人。氷点下20度を下回る日が珍しくない寒冷地の中で、昨秋の北海道大会ベスト16と健闘した点が評価され、初の甲子園出場となった。