中日に「M4」が点灯!首位攻防戦で3連勝

 (セ・リーグ、中日4−3ヤクルト、22回戦、ヤクルト10勝9敗3分、12日、ナゴヤドーム)中日がヤクルトに競り勝ち、首位攻防戦で3連勝。ゲーム差を3・5に広げ、優勝へのマジックナンバー「4」が点灯した。六回にブランコの適時打で先制すると八回には和田の3ランが飛び出した。先発のネルソンは三塁を踏ませない安定した投球で10勝目を挙げた。

中日は序盤にミスを連発した。二回、四球で出塁したブランコを谷繁が送りバント失敗。四回にもブランコが二塁打で出塁したが、再び谷繁が送りバント失敗し、さらに和田が併殺打に倒れ好機を潰した。

 しかし六回、先頭の荒木が左前打で出塁すると一死後に森野が四球を選び一死一、二塁。ここまで好機を潰されてきたブランコが千金の先制打を放った。八回には和田が3ランを放った。

 先発のネルソンは、打線を大幅に組み替えたヤクルト打線をものともしなかった。一回を三者凡退に打ち取ると、その後は三塁を踏ませない安定した投球。九回途中まで投げて3安打1失点。替わった小林正、鈴木らが走者を出し1点差まで詰め寄られたが、逃げ切った。