ジョー・フレージャー氏死去=ボクシング元ヘビー級王者―67歳

【ニューヨーク時事】プロボクシングで1970年代を中心に活躍した元世界ヘビー級王者、ジョー・フレージャー氏(米国)が7日、肝臓がんのため死去した。67歳だった。家族が米メディアに明らかにした。
 数週間前にがんと診断されていたという。
 米サウスカロライナ州出身。64年東京五輪で金メダルを獲得し、プロに転向。70年にヘビー級の世界統一王座に就き、71年には当時プロ無敗だったモハメド・アリ(米国)を破った。
 蒸気機関車のように力強い突進から放つフックが武器で「スモーキン・ジョー」の異名を取り、73年にジョージ・フォアマン(米国)に敗れるまでタイトルを4度防衛。その後もアリとボクシング史に残る名勝負を展開した。プロ通算32勝(27KO)4敗1分け。 

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