NBA労使交渉また決裂…全試合中止の可能性も

 【ミルウォーキー(米ウィスコンシン州)=萱津節】米プロバスケットボール協会(NBA)の収入配分を巡り労使が対立し、レギュラーシーズンが開幕できなくなっている問題は14日、選手会がリーグ側の最終提案を拒否することを決め、またも決裂した。

 今回妥結すれば12月中旬に開幕できる見通しだったが、全試合が中止となる可能性も出てきた。

 交渉は、今年6月いっぱいで期限切れだった労使協定の改定交渉の中で、リーグの収入配分率などが折り合わず、オーナー側が7月からロックアウト(施設からの選手締め出し)を決行。その後も合意に至らず、本来は11月1日開幕だったレギュラーシーズンは、11月いっぱいの中止が決まっている。