バティストゥータ氏、テベスの無断帰国を非難

元アルゼンチン代表FWのガブリエル・バティストゥータ氏は、中南米の人気スポーツ番組『フォックス・スポーツ』とのインタビューで、クラブに無断でアルゼンチンに帰国したマンチェスター・シティ(マンC)のカルロス・テベスの行動を非難した。

「僕だったら“カルリート”(テベスの愛称)のようなことはしない。無断帰国の理由は知らないけれど、僕だったらシティへすぐに戻るだろうね。それがプロとしての義務だと思っているし、給料を払ってくれているクラブに対してもっと敬意も持って接するべきだ」

 またバティストゥータ氏は、完全なるプロ精神でサッカーと接していた現役時代についても吐露した。

「チームの調子が悪い時は、常に自責の念に苛まれたものだった。お金を払って見に来てくれたお客さんに対して、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。だから、どんな時でも全力でプレーすることを心掛けたんだ。僕がサッカーで妥協したことは一度としてなかった。現役時代に心からサッカーを楽しめなかったのは、そんなところに原因があるのかもしれない。いずれにしても、セリエAで12年間にわたり活躍できたことを誇りに思っている」

 最後に、バティストゥータ氏は現役時代に印象に残った選手や監督についてコメントした。

「僕にとって最も理解し合えた選手は、ディエゴ・マラドーナフランチェスコ・トッティで、一番影響を受けた指導者はビエルサ監督だった」