杉内 福岡に愛着も…昨オフの契約交渉で“しこり”

 ソフトバンク杉内俊哉投手(31)が、29日に国内フリーエージェント(FA)権の行使を宣言することが28日、分かった。ソフトバンクとの残留交渉の席には着く予定だが、巨人を筆頭に数球団が獲得に名乗りを上げる可能性が高い。

 杉内夫妻はともに福岡県出身。過去には「福岡という土地が大好き」と公言したこともある。昨年12月のイベントでもファンの前で「今のところは福岡で頑張りたい」と話すなど、地元への愛着は変わらない。

 その一方で、昨オフには契約交渉の場での球団側の不誠実な対応に心を痛めたこともあった。愛着ある球団だけにそのショックは大きかった。この一件も権利行使に踏み切る背景にあるとみられる。