苦節13年、鳥栖がクラブ史上初のJ1昇格を事実上決める/J2第37節

27日に行われたJ2第37節で、徳島との上位直接対決を制した鳥栖が、事実上のJ1昇格を決めた。最終節を残し、鳥栖が勝ち点68、3位札幌と4位徳島が65。鳥栖は得失点差で札幌に18、徳島に20上回っているため、逆転される可能性は限りなくゼロに近い。 

 1999年にJ2へ参入した鳥栖は、毎シーズン下位に低迷。2006年には松本育夫監督体制3シーズン目で4位に好成績を残したが、これまで昇格とは縁の遠い存在だった。今季、元韓国代表でクラブOBでもある尹昌煥が監督に就任。19試合消化時点では勝ち点27の7位と昇格レースの外にいたが、後半戦に順調に勝ち点を伸ばしてきた。

 苦節13年。待ちに待った「昇格決定」の瞬間は、あと1週間で訪れる。