キム・ヨナのアドバイス、耳たぶもんだ庄司理紗

冬季ユース五輪は15日、オーストリアインスブルックなどで行われ、フィギュアスケートの女子ショートプログラム(SP)で庄司理紗(西武東伏見ク)は、47・29点で6位につけた。耳たぶをもんで、庄司がリンクに立った。

 前日夜、午後9時半過ぎまで教育プログラムに参加し、講師の金妍児(キムヨナ)に聞いた。「緊張したら、どうしたらいいのですか」。金メダリストが教えてくれたのが、耳たぶマッサージだった。「滑る直前に思い出してやってみたら本当に落ち着けた」。心を整え、イメージした「粋な女性」を笑顔で滑りきった。三つのジャンプで回転不足を取られて6位スタート。それでも3位までは3・63点差で「新たなことを取り入れて新鮮に滑れた。フリーは伸び伸び楽しく滑る」。逆転のメダルは、あきらめない。