白鵬と把瑠都全勝、稀勢1敗守る/初場所

<大相撲初場所>◇8日目◇15日◇東京・両国国技館
 全勝の2人が無敗を守った。横綱白鵬(26=宮城野)は、初顔の高安(21=鳴戸)をはたき込みで、大関把瑠都(27=尾上)は北太樹(29=北の湖)を上手投げで下し、ともに勝ち越しを決めた。
 1敗で追う大関2人も、勝って7勝目をマーク。稀勢の里(25=鳴戸)は今場所初めての四つ相撲から、隠岐の海(26=八角)を下手出し投げで破った。琴欧洲(28=佐渡ケ嶽)も関脇豊ノ島(28=時津風)を下手投げで下し、ともに勝ち越しに王手。
 2敗の日馬富士(27=伊勢ケ浜)は豊真将(30=錣山)をはたき込んで6勝目。大関2場所目の琴奨菊(27=佐渡ケ嶽)は小結雅山(34=藤島)に、はたき込みで敗れ星を4勝4敗の五分に戻された。
 関脇鶴竜(26=井筒)は、ここまで全敗の新小結若荒雄(27=阿武松)に突き落とされ、3敗目を喫した。
 全勝の2人を、1敗の2大関が追う。2敗は大関日馬富士のほかは平幕で、栃煌山(24=春日野)、千代の国(21=九重)、天鎧鵬(27=尾上)、朝赤龍(30=高砂)の4人が追う。